ヤスタカ兄にとっての『枠』

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少し古い話題だが、ヤスタカ兄が日経ビジネス『Changemakers of the year 2012 [クリエーター部門] 受賞』に対して寄せたコメントがある。

 

『かっこいい、とたくさんのひとに聴いてもらえる、は、両立する。』

『「枠」を楽しむのがプロデューサーの仕事』

 

以前のエントリーでも触れたが、ヤスタカ兄の「あの」外見とはかけはなれた(ように自分には見える)商業タイアップに対するチャレンジはずっと気になっていた。最初、彼がプロデューサーだと知ってその様子を見聞きしているうちに「オレの楽曲性わかってくれないなら別に聴いてくれなくて構わないし」なんて仰りそうな、と勝手に想像していたが全くそうではない。結構な割合で、タイアップ先スポンサーの意向を汲みながら、楽曲性も両立しているように見える。

あぁ、この方はおそらくせっかくのタイアップならばその枠内でタイアップ性とかっこいい楽曲性を両立しちゃえば良い、そして楽曲は最終的には多くの人達に聴いてもらわなければならない、と考えているのかと勝手に想像していたがそのものズバリがこの取材で彼自身のコメントとして取り上げられていて感心した。

ヤスタカ兄は、折々に『この楽曲を託す相手(=アーティスト)が今やったら超カッコイイと思われる楽曲を提供して』とコメントしていた。それは、このカンヌ国際広告祭でのプレゼンテーションで彼自身がさらりとコメントした内容からも察することができる。

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彼のそうした想いと情熱は、ポリリズムのブレイクを目前にした時に「ポリループ」フレーズをシングル盤に組み込むかどうかで彼女達の所属レーベルや所属事務所と激論を交わしたことからもうかがえる。一見クールで物静かに見えるヤスタカ兄の情熱があってこその、彼女達のブレイクと今のグローバルをも巻き込んだ人気と活躍に結びついているであろう。

このコメントが収録されている2013年『カンヌ国際広告祭』でのプレゼンテーションムービーは、小生が日本語字幕を付けさせていただいたものがあるので、ご覧になられていらっしゃらない諸氏には是非。

 

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MVに見る再来シーン

RitC_lay

彼女達の新譜『Relax In The City』のミュージックビデオ(MV)が今朝未明にメディアへ解禁となり、公式YouTubeにもショートバージョンが公開された。2011年リリースの『微かなカオリ』に次ぐ、屋外でのナチュラルな風合いのMVに仕上がっているが、冒頭にはこんなシーンが用意されている。熱心なPerfumeファンならば、ここで瞬間的にデジャブーを感じただろう。

ElectroWorld

2006年の作品『エレクトロ・ワールド』のMV冒頭部にも同様の寝転がったこの映像。RoboticでMysteriousな彼女達が、眠りから目覚めてこの世の中に何らかの変化を起こし出す。そんなシーンだった。さて、今回の新譜はそんな近未来の楽曲イメージではない、ふわっとしたイメージだがこのシーンに込められたものは何だろうか。ショートバージョンでは全容が解せないので、フルバージョンの公開を心待ちに。

思い返してみると、過去のMVで見たシーンの再来というのはこれが初めでなかったようだ。『シークレットシークレット』でチョコアイス「ピノ」を食べて彩乃さんが目覚めるシーンと、『Spring of Life』で同様に彩乃さんがロボットアームが押下したエンターキーで起動する(目覚める)シーン。

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これは、目が大きくてインパクトのある彩乃さんを『目覚め』のシーンに取り上げた事が重なっただけかもしれないが、今回のシーンはデジャブー感を誘っているようにも思えるがどうだろうか。それから今回のMV監督がまだどなたかネット上でも情報が見当たらないので気になるところ。続報が楽しみだ。

 

 

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