Roboticの再来

isetanshowwindow

東京 伊勢丹 新宿店とのコラボレーションMVがTVメディアで解禁となった。伊勢丹のショーウィンドウに囚われたファッションを救い出すというコンセプトだが、彼女達はショーウィンドウのマネキンとして配される場面も。彼女達のUNIVERSAL MUSIC移籍時のコンセプト『Robotics, Futuristic and Mysterious, doll-type girls, well choreographed with laser beams』に通じる『Robotic』がマネキンという形で特徴づけられている。

今回のMVは、児玉裕一監督。『シークレットシークレット』『ナチュラルに恋して』『ねぇ』でもメガホンを取っていることで知られているが、『シークレットシークレット』の際にもRoboticを強調しつつ一種不思議な独特の世界を表現していた。今回のMVも、あぁなるほど児玉さんの作品だと感じるような独特の不思議世界が繰り広げられている。

一方、最近の彼女達のRoboticなMVといえば『Spring of Life』で振り切ったロボット演出がなされていた。これは児玉さんの監督作品ではなくて、田中裕介監督の作品だった。田中さんは彼女達タイアップのCF作品を担当されていたが、『Spring of Life』での不思議世界感はなにか児玉さんに通じる所があると調べてみたら、お二人共映像クリエイティブ集団CAVIAR(キャビア)に所属していたことが判った。

もちろん、同じ集団に所属しているからといってクリエイティブな志向が全く同じわけではないのだろうけれども、一種の共通の世界観があってのつながりなのだろうと勝手に想像する。彼女達のアートディレクションは『チョコレイト・ディスコ』からの関和亮さんが中心でMV監督回数も関さんが多いのだが、時に児玉さんや田中さんが交わることによってオーディエンスを飽きさせない新たな彼女達の切り口を供してくれているのだと思う。

彼女達の活動は、恐ろしく保守的に変わらないところ(髪型、黒髪、衣装スタイル、クリエイター)に加えて、常に変化していくところ(最新テクノロジーによる演出や海外カンファレンス・公演への進出)の共存が魅力的であるとファンの間では言われている。『Robotics, Futuristic and Mysterious, doll-type girls, well choreographed with laser beams』のベースは変えないながら、各MV監督が都度新風を差し込んでいくところが実に痛快で醍醐味がある。

熱心なファンの方でない一般の方からも、『Perfumeは先進的で女子のかわいらしさと近未来の不思議な魅力がある』と認識いただけている一端は、こうしたクリエイターのアンサンブルが成していると考えられる。

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