週間DVD総合ランキング1位の示す位置

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2014年8月~9月に挙行された国内ツアー『Perfume 5th Tour 2014「ぐるんぐるん」』(3月10日発売)の初動セールス実績がオリコンさんから発表された。今回の初動実績は、DVDが週1.6万枚、Blue- rayが同3.1万枚をそれぞれ売り上げ、3月23日付オリコン週間DVD、BDの両ランキングで総合1位に初登場。音楽DVDとBDの売上枚数を合算し た「総合ミュージック映像ランキング」でも1位となり、映像ランキングの主要3部門を制したことになる。

『今作で「DVD通算首位獲得作品数」が通算9作となり、これまで8作で並んでいた宇多田ヒカル、倖田來未を抑えて女性アーティスト歴代1位に。また、 「BD通算首位獲得作品数」も通算4作に伸ばし、3作で並んでいた安室奈美恵、水樹奈々、AKB48を抑えて同記録でも女性歴代1位となった。』(ORICON STYLE 2015年3月18日 Perfume、DVD・BD通算首位数で女性歌手1位に より引用)

彼女達もご多分に漏れず、これだけ国内外で話題となっていてもCD盤の販売数ではユニバーサルミュージック移籍後低迷している。同レーベル移籍後開始されたiTunesによる各国ネット配信を含めても低迷しているが、ミュージック映像としては明るい話題が続いた事になる。

もっとも、ライブ映像コンテンツをわざわざ購入する層は昨今の初回限定盤が高額であることや通常盤でもCD盤より高価であることから、単価からしても相当なファンでない方が購入されるのは考え難い。現代の主力盤であろうBlue-ray盤で見ると3.1万枚の実績であり、これは彼女達のオフィシャルファンクラブ『P.T.A.』の会員数とあちこちで推測されている3~4万人台とほぼ同じ母集団である可能性が高いと勝手に想像した。

自分自身、ファンクラブに加入していないアーティスト(=ライトなファンとして)のライブミュージック映像盤は数枚持っているが、購買動機を思い返すとかなり特殊であるように思える。聞き流せて持ち運び可能な楽曲コンテンツ(音だけ)に比べ、ライブ盤は原則投影装置の前でじっと2時間以上のコンテンツを眺めることになるから、かなりアーティストへの思い入れがないと所有動機に至らないだろう。

ウィークリー実績が、初回限定盤と通常盤の各枚数に分解できればコアなファンとライトなファン層の区分ができて面白そうだが、残念ながら一般人がアクセスできる実績では知る余地が無い。とはいえ、彼女達自身が公言している『Perfumeはライブを中心に活動』が、数字の実績上も反映されていることになるのだろう。

上述の各女性アーティストの連続首位獲得記録が塗り替えられていく所に、単なる流行りではなく一過性ではない魅力の裏付けがうかがえる。変えないところは徹底的に変えずに保守的(どんな大会場でも3人しかステージに立たない、髪型を変えない等)であることを徹底すると同時に、常に変化していき最先端であること(Rhizomatiksによるテクニカル演出や活動エリアの拡大等)がキッチリ両立されているからこその『コアなファン』の持続につながっているのだろうか。

 

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