一体感のアプローチ:SXSW 2015

SXSW2

米国Texas Austinで開催されているSXSW(The South by Southwest® (SXSW®) Conferences & Festivals)で披露された、彼女達のライブパフォーマンス。

今月立ち上がったばかりの、楽曲の歌詞を世界中の人々の力で46種類の言語に翻訳するという新プロジェクト「Perfume Translyrics Project」でファン達の手で翻訳された歌詞がステージでプロジェクションされていたらしい。なるほど、先のカンヌ国際広告祭ではファンによるTweet dataやファンがデザインした意匠を彼女達の衣装に投影していたように、今回は歌詞の各国言語への翻訳によってクリエイティビティにファンが参加するという形を今回も取った事になる。

ここ数年、単なる海外ツアーだけではなくこういった海外カンファレンスへの参戦を起点として、中田ヤスタカ兄による良質で繊細なEDM(Electric Dance Music)楽曲、Rhizomatiksの真鍋大度さんたちによるハイテクノロジー演出の近未来感に加えて、こうしたファンとの一体感が一種異様な高揚 感をもたらす点が魅力の核として定着してきた。

彼女達は、Perfumeは3人のアーティストだけの体ではなく、「Team Perfume」としてのクリエイターや演出チームに加え、ライブ会場を高揚させるファンも含めた一体感がPerfumeという活動そのものであると言及し ている。すっかり海外でのパフォーマンスに慣れて度胸がついてきた彼女達だが、遠く離れた地での新たな挑戦に対しても、現地に行かずともファン達自身が演出 と言う形で参加できる場を提供したことになる。

近頃は「会いに行けるアイドル」というマーケティング手法がブームだが、彼女達は旧来の距離を保ちながら、ファン参加型というコンセプトを高次元のクリエ イティビティと融合しファン達の高揚感をコントロールしているという、古くて最新のアプローチを邁進している。彼女達にはオトナのファンが多い事で有名だ が、オトナならではこそ奥行きを感じられる、実にクールかつ味わい深い活動を見せてくれている。

 

参考リンク

ナタリー:Perfume「SXSW」ライブは入場規制に、驚きの演出で未発表曲披露

Tweet about this on TwitterShare on Facebook

一体感のアプローチ:SXSW 2015」への2件のフィードバック

  1. おかえりなさいませ。サイト再開、何よりです。伊勢丹コラボも発表になり、これからファンも益々忙しくなりますね!
    これからも鋭い考察、楽しみにしております!

    • 再びのご来訪ありがとうございます。

      調子が良いと泉のように一日何個もネタが出てくるのですが、詰まると行き詰る一方ですね(苦笑
      伊勢丹コラボ、始まりましたね。彩乃さんのスカート姿、ゆかさんのロングスカートと、普段の定型を良い形で脱していて良いですね。特別高身長でもなく、極端なモデル体型でもない身近にいそうな日本人女性像だからこそ、見る側の女性視点でも好印象というか自己のスタイルに投影しやすいのかもしれませんね。

      スタンプラリーもあるそうですが、オサーンが伊勢丹の女性フロアに近寄るのは… なかなかハードルの高いタイアップです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

Optionally add an image (JPEG only)