ヤスタカ兄の対応力

Perfume223

『中田ヤスタカ(CAPSULE)が、3月14日に開通する北陸新幹線・金沢駅の発車メロディを制作したことが明らかになった。』と昨朝報じられた。経緯は既報の記事に譲るとして、依頼をしたという金沢市側の選択は実にシブいものだ。記者会見に出てこられているオジサン達は、おそらくヤスタカ兄のことはよく知らなかったのではないかな。北陸新幹線全体のプロモーションを担当する広告代理店側に気の利いたプロ企画者が絡んでいたのが予想されるが、Pefumeファンにとっても明るい話題だ。トップ画像は、彼女達の楽曲の中で唯一鉄道モノである『リニアモーターガール』(2005年メジャーデビュー後1作目)のプロモーション画像から。

ナタリー

中田ヤスタカ、故郷・金沢の新幹線発車メロディ制作

 

ヤスタカ兄のことを彼女達を通してはじめて知った時は、やたらクールな人に見えて『俺の楽曲性判ってくれなきゃ聞いてくれなくて結構』というタイプなのかと勝手に思っていたが、これまでの周辺の情報を見聞きするにビジネスでのタイアップには積極的であるし想像以上に情熱的な部分も見え隠れしている。ビジネスでのタイアップについて言うと、彼女達の各種CMタイアップではガッツリと発注側スポンサーさんのリクエストを取り込んでいて、例えばキリン氷結における『GLITTER』では、バッチリ商品イメージのフレーズが散りばめられていつつテクノポップとしての楽曲性も両立している。

情熱と言えば、Wikipediaにものっている『ポリリズム』リリース時の間奏におけるポリリループセクションが、CDの音飛びと勘違いされかねないので事務所やレコード会社から難色を示されたことにに対して、ヤスタカ兄自身が説明に行くからと自ら行動し折衷案を以ってポリループセクションもリリースしたと言う逸話がWikipediaに掲載されている。普段ミーティングにあまり顔を出さない(どうやって仕事をするのか?だが)という噂だから、かなりの情熱を傾けていただろうと勝手に想像している。

ヤスタカ兄にとっても、そろそろ彼女達が売れないと不味い(彼女達が広島に帰されてしまう)という切迫感があったのか、彼自身がかねてから作りたいと思っていたポリループを使ったポリリズム楽曲の実現のためか、その情熱の源が何であったのかは判らないが『そもそも楽曲は、多くの人の耳に触れてもらわないと』という点があるのじゃないかとも思う次第。だから、積極的にビジネスのタイアップにも商業主義対して冷めた目で切り捨てずにむしろ乗っかって楽しみ、結果としてどう多くの耳に触れるかにチャレンジされているのだろうかと思う。

今回の北陸新幹線の件は、彼の故郷と現在の拠点の東京を結ぶプロジェクトであることが彼の心を動かしたと報道されている。今回、CAPSULEとしての中田ヤスタカよりも『Perfumeやきゃりーぱみゅぱみゅのプロデューサーとして有名な』と取り上げられていることからも、何か新たな『化学反応』の導火線になればと思う次第。彼女達自身も彼女達を取り巻く環境も、乗っかって行こうというチャレンジ精神が実に痛快だ。

 

 

Tweet about this on TwitterShare on Facebook

ヤスタカ兄の対応力」への2件のフィードバック

  1. 激しく同意。
    思うにystk兄は見た目に反して非常にコミュニケーション能力の高い人なのではないかと。クライアントの意図を適切に汲み、膨大な音楽のストックの中から最適な音をピックアップしますよね〜。
    ドラえもんの主題歌ではPerfumeちゃん達のfuturisticなところやお上品さがドラえもんにぴったりはまっていたし、しんちゃんのわい雑さはきゃりーにマッチ。さらに(アニメ続きで恐縮ですが)ONE PIECE FILM Zのオープニングの格好良さったら!ワンピ映画の前作はピチカートの小西さんが担当されたのですが、小西さんのオープニングはどこまでいっても小西節を貫いていたのに対し、ystk兄のオープニングは70年代の戦争映画かなんかみたいな血湧き肉踊る盛り上がり。ワンピ映画未見でしてら、是非オープニングだけでもご覧あれ!

  2. ヤスタカ兄のコミュニケーション力、たしかに私も感じます。彼もそういう意味ではギャップ萌えですね。
    彼は色々な課題(特に発注元)にはめていく能力と言うかそれを楽しんでいるのかもしれませんね。そんなところを気にし出すと、毎回シングルのリリースが楽しみです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

Optionally add an image (JPEG only)