痛快さと引力の関係

人はオトナになると、色々自由が利かなくなることもある。組織に所属していれば、自分の「こうあるべき」にだけ向かっていくことが出来るわけではないし、家庭の事情だってある。趣味の分野へその思いをぶつける人もあるだろうが、時間とコストや自身のモチベーションが何らかの制約になっていることもあるだろう。

ライブやブログでの様子からするとPerfumeに魅せられたオトナ(30歳後半以上?)の割合は結構多いように見えて、そして皆一様にその熱意が半端ではない。自分もそうだからこのブログがあるのだけれど、その熱心さはどこからくるものだろうか。仮説として、彼女達の活動とその結果における痛快さが考えられる。例えば、2011年初頭からの新参ファンである自分であっても、こんなストーリーに立ち会うことが出来た。

  • CARS2制作者側からのオファーで、リリース後なんと3年超経った楽曲「ポリリズム」が世界挿入歌に
  • CARS2のジョン・ラセター監督、彼女達のことを気に入ってワールドプレミアに招待
  • CARS2ワールドプレミアのレッドカーペットで、多くの海外ファンに触れて世界へ踏み出す決心
  • 所属レコードレーベルを世界配信可能なユニバーサルミュージックへ移籍
  • 初のワールドツアー「Perfume WORLD TOUR 1st」を挙行
  • Rock In Japan Fes 2013で、アイドルグループ?テクノポップアーティスト?として、最終ステージを担当
  • Rhizomatiks社とのコラボレーションにより、次々に新しいテクノロジーによる舞台演出で話題に
  • Rhizomatiks真鍋さんが、仏カンヌ国際広告祭でPerfume Global Site Projectのプレゼンテーションをする際、彼女達を招致
  • 仏カンヌ国際広告祭で銀賞を受賞したのち、欧州ツアー「Perfume WORLD TOUR 2nd」を挙行
  • EDM(Electronic Dance Music)一流レーベルのAstralwerksから全米デビューが決定
  • 「Perfume WORLD TOUR 3rd」として、北米ツアーを挙行、大成功を収める

 

ざっと記憶に頼って書き出しただけでも、この3年間での快進撃には目を見張るものがあった。日々の暮らしで燻っているオトナ達が、彼女達の快進撃を目の当たりにして気分が高まらない理由を見つけるのは容易ではない。しかも、多額の宣伝費用やプロモーションに頼るのではなく、変わらないスタイルを続けつつ新たなテクノロジーや取り組みを組み込んだ『化学反応』の結果である。

燻って冷めたオトナが、アツくなって痛快だと感じられる唯一の場なのか。彼女達のアイドル性だけではなく、根強い人気を支える基礎になっているのが、この要素なのかもしれない。

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